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ケーススタディ

導入事例

不動産情報メディア・不動産業務ソリューションサービスでGoogle Maps for Workが威力を発揮

不動産情報メディアや不動産業務ソリューションなどの事業を通じて、不動産にかかわる様々なサービスを提供しているアットホーム株式会社様。「Google Maps API for Work」を活用した3つのサービスを展開しています。以前は他社の地図データを使った自社システムで運用されていたのですが、Google Maps API for Workに切り替えてからは使い勝手が飛躍的に向上。同時に大幅なコストダウンも実現することができました。

お話を伺った方

アットホーム株式会社様
情報システム部 Cメディア開発グループ 次長 濱島 基之氏
情報システム部 Bメディア開発グループ グループ長 門間 達夫氏
情報システム部 小林 徹氏
コミュニケーション戦略部オンラインコミュニケーション室データ解析グループ 菅原 進氏

導入 Before/After

導入前

  • 複数社のデータを組み合わせて自社システムを構築しており運用面とコスト面で負担があった。
  • エンドユーザーへ地図画像を配信するデータ通信量がコストの面でもパフォーマンスの面でも負担があった。

導入後

“クォリティもさることながらコストパフォーマンスの高さにも満足しています

  • 地図データについては1社で要求レベルに。
    イニシャル・ランニングコスト面でも満足。
  • 繁忙期などにはサーバーへのアクセス負荷がかなり大きくなっていた。
    地図データをGoogle Mapから直接持ってこられるようになり運用負担がゼロに。
  • さらに
  • 登録物件までの経路検索もアットホームサイトの物件詳細ページ上で可能。
  • 航空写真やストリートビューでの確認も可能になり、お客様からも「とても使い勝手が良くなった」という声が多数寄せられています。

導入ご担当者様へのインタビュー

「Google Maps for Work」を活用した3つのサービスについて簡単に教えてください。

BtoB、BtoC、そして地図検索機能のレンタルです。
いずれも物件検索にGoogle Maps for Workが威力を発揮しています。

第1はBtoBの「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」。会員登録をされた不動産会社様がお持ちの物件情報を共有して相互流通するためのシステムで、複数ある検索機能のうちの地図検索部分でGoogle Maps API for Workを活用しています。検索をかけると登録された物件がGoogle Mapの地図上にプロットされ、個々のプロットをクリックすると物件情報が見られるという仕組みです。

次はBtoC。一般消費者の方が物件を検索・表示できる不動産情報ポータルサイトの「アットホームサイト」です。ATBBを中心とした複数のシステムから一般消費者向けに公開された物件をとりまとめ、それを表示・検索できる機能を提供しています。こちらでは地図検索や、詳細情報で物件所在地を確認する際にGoogle Maps API for Workを活用しています。物件データにはATBBでジオコーディングされた緯度経度のデータが付加されていますので、地図検索を行うと地図上に物件がプロットされた状態で出てきます。

最後は「検索エンジンレンタル」。不動産会社様が自社ホームページで使うことのできる物件検索機能を提供するものです。

コミュニケーション戦略部 オンラインコミュニケーション室
データ解析グループ
菅原 進氏
  • ATBB(不動産業務総合支援サイト)。BtoB向けのサービスで、地図検索部分でGoogle Maps API for Workを活用している。
  • at home 多くのユーザが一度は利用したことがあるのではないでしょうか。裏側ではGoogle Maps API for Workが利用されている。
  • BtoB地図検索機能のレンタルです。 物件検索にGoogle Maps for Workが威力を発揮している。

「Google Maps API for Work」を活用したシステムの導入以前について教えていただけますか。

要求される機能が1社ではカバーできず、複数社のデータを組み合わせて自社システムを構築して運用していました。

サービス自体は以前からあったのですが、Google Maps API for Workの導入前は自社でシステムを構築して運用していました。
地図データとジオコーディング(住所や郵便番号などを緯度・経度等の地理的座標へ置き換える位置情報変換)のツールを地図ベンダーさんから提供していただいて、地図配信のシステムを自社で開発して使っていたのですが、2006年くらいから始まって、2〜3年ほど運用していましたね。その時は1社だけではサービスに必要な縮尺をカバーできなかったため、もう1社から縮尺の小さな地図データを提供していただき、これを組み合わせる形で運用していました。

情報システム部
Cメディア開発グループ 次長
濱島 基之氏

「Google Maps API for Work」を導入いただいた経緯をお聞かせください。

地図データの利用契約条件が変更となり、そのままではシステムの運用ができなくなりそうになったことが発端です。

メインで使っていた地図ベンダーさんから、ある事情でライセンス価格が上がることになると通告を受けました。それもさることながら、地図データの利用契約条件が変更になるということが大きかったですね。他社データと組み合わせて使う提供が難しくなるということが判明したため、そのままではシステムの運用に支障をきたすことが分かりました。別の地図データを探さなければならない状況になったのです。

何社か声をかけて話を聞いた中、国際航業さんにご相談をしたのがGoogle Maps API for Workを導入することになった始まりです。最初は国際航業さんがお持ちのASPを検討していたのですが、「こういうサービスもありますよ」とご紹介いただいたのがそのころ提供が始まったGoogle Maps API for Workでした。調べてみた結果、これなら自前のシステムから切り替えることが出来そうだということが分かりました。そこでライセンスの取得と地図システムのうちのジオコーダーの一部を国際航業さんにお願いすることにしたのです。

それまで使っていた地図ベンダーさんとは三年契約だったこともあり、国際航業さんにGoogleさんと交渉していただいて、通常にはない三年契約を2010年に締結することができました。

情報システム部 ITプロダクツ開発室
Bメディア開発グループ グループ長
門間 達夫氏

「Google Maps API for Work」を活用したシステムの導入で大きく変わった点を教えていただけますか。

イニシャルコスト、ランニングコスト、そして提供サービスのレベル。クォリティもさることながらコストパフォーマンスの高さにも満足しています。

結論から申し上げますと、他社さんから提示された地図のライセンスを購入するよりもかなり低価格で導入できました。Google Maps API for Workを導入することでシステム開発上で修正作業が必要となったのですが、その工数分を含めてもコストダウンを図ることができました。

そしてランニングコストもぐんと圧縮できました。以前は自社システムでの運用でしたので、エンドユーザーへ地図画像を配信するデータ通信量がコストの面でもパフォーマンスの面でも負担となっていました。特に繁忙期などにはサーバーへのアクセス負荷がかなり大きくなっていたのですが、Googleさんに切り替えたことで地図データをGoogle Mapから直接持ってこられるようになり、そこがゼロになりました。これは本当に大きなメリットですね。

また、Google Mapが使えるようになったことで、登録物件までの経路検索もアットホームサイトの物件詳細ページ上で可能になりました。地図アプリを別に立ち上げる必要はありません。さらにスマホの位置情報を使って近くにある物件を探す、といった使われ方にも対応しています。以前のシステムでは地図表示だけでしたが、今では航空写真やストリートビューでの確認も可能ですから、お客様からも「とても使い勝手が良くなった」という声が多数寄せられています。

イニシャルコスト、ランニングコスト、そして提供サービスのレベル。クォリティもさることながらコストパフォーマンスの高さにも満足していると語る菅原氏。

今後の展開予定についてお聞かせください。

エンドユーザー向けの「周辺環境検索」機能を充実させたいと考えています。

お客様が物件を検索される際、単に「物件とそれがどこにあるかを示す地図」という対比だけでご覧になっているわけではなく、その物件の周辺に何があるかという情報も欲しておいでだと私たちは考えています。そこで、今後はそれらの情報を起点にした検索が出来たり、地図上で確認することが出来たりといった部分を充実させていくことを目標にしています。例えば「スカイツリー周辺の物件」というように、フリーワードやランドマークをキーワードに絞り込めるような機能ですね。

そのための第一歩として、スマホ用のアプリケーションにはフリーワード検索を先行して実装しました。これからはPC向けのサイトでも使えるようにして行きたいと思っています。

今後の展開予定について語る両氏